こんにちは。きりんごです。
このブログでは、大企業OLから、退職後迷走期間を経て、旧帝大の文系大学院修士に合格したきりんごが、社会人からの文系大学院進学を目指す方に向けて情報発信しています。
この記事は、
- 研究室訪問はしたほうが良いか迷っている人
- 興味がある研究室がいくつか見つかったけど、研究室訪問ってどうすればいいかわからない!という人
- 研究室訪問のアポイントメールを送りたい人
という方に向けたものです。
今回の記事でわかること
- 研究室訪問の流れ
- アポイントメールの書き方
研究室訪問の目的
そもそも、研究室訪問ってしたほうが良いの?入試説明会で十分じゃない?と思う方もいらっしゃるかもしれません。
でも、結論から言うと、やるべきだと思います!
なぜなら、研究室訪問の目的は、入学後のミスマッチを減らすことだからです。
もちろん、多くの大学は院試説明会を設けており、そこで基本的な情報は入手できますが、多くは一般的な学生(学部生)に向けたものです。
社会人の方は、本当に気になることが十分に聞けなかった・・・、なんてことも起こりえます。
特に、仕事と研究の両立についてなど、具体的な研究生活についてはなかなか説明会の場では相談しにくいと思うので、研究室訪問をして気になることは事前に相談しておいたほうが、入学後のギャップが抑えられます。
研究室訪問の流れ
具体的な研究室訪問の流れは以下のような感じです。
大学院でしたい研究を考える(この時点では漠然としていてもOK)
↓
やりたい研究ができる研究室を探す
↓
研究室訪問のアポ取り
↓
研究室訪問
↓
お礼のメール
出願の1か月前には実際の訪問まで済ませられるのが理想です。
アポイントメール実例
では、研究室訪問をするとしてどんなふうにアポ取りすれば良いでしょうか。
私が実際に研究室訪問のアポイントで送ったメールはこんな感じです。
件名:研究室訪問のお願い(○○株式会社○○と申します)
○○大学○○学科
△△先生
初めまして。
○○株式会社の●●と申します。
△△先生の研究を~で拝見し、ぜひ研究室訪問をさせていただけないかと思い、ご連絡差し上げました。
私は現在社会人として○○株式会社に勤めておりますが、
働く中で、~という経験をしたことをきっかけに、学生時代研究テーマとしていた「△△」というテーマをより深く研究したいという気持ちが芽生え、来年度の大学院進学を検討しております。
ぜひ一度、△△先生の研究内容や方針についてお話をお伺いする機会をいただけないでしょうか。
直接でも、リモートでも先生のご都合の良い方法で構いません。
もしよろしければ、下記のいずれかの日程で1時間ほどお時間を頂戴したく存じますが、
ご都合いかかでしょうか?
【候補日】
①×月×日(×) ×時~
②×月×日(×) ×時~
③×月×日(×) ×時~
上記以外でもご都合の良い日程がございましたら、お知らせください。
ご多用の中、大変勝手なお願いで恐れ入りますが、ご検討いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
________________
○○株式会社
●●(ふりがな)
TEL:000-0000-0000
e-mail:aaaaaaa
________________
基本的には、研究室訪問をしたい旨と日程調整について盛り込んでいればOKです。
先生からの返信があってから日程調整でも大丈夫かと思いますが、私は忙しい中で対応してもらうので、なるべくメール往復の回数が少ないほうがいいかな、と思い日程の候補日も一緒に送るようにしていました。
そのため、候補日はなるべく前広に、複数の日程を設定しました。
また、私が研究室訪問をした当時は緊急事態宣言明けでしたが、大学によってリモート・対面の対応が異なっていたので、リモートと直接訪問どちらが良いかは相手方の都合に合わせるようにしていました。
直接訪問のほうが研究室や大学の雰囲気がつかみやすいので、可能なら、現地に足を運んでみましょう!
また、社会人の方がメールを送るときは、
- 所属(社会人であること)
- 大学院進学を考えた理由
- 研究室、先生について何で知ったのか
といった志望理由なども、記載しておくとベターです。
相手からすれば、何を目的に、なぜ大学院に進学したいのか、自分の大学院や研究室に何を求めているのかということは事前に知っておきたいことだと思いますし、伝えておくことでより自分の境遇に合ったアドバイスをいただける可能性も高まります。
また、出願の際に、志望動機を求められることもあるので、事前にまとめておいたほうが後々楽になるというメリットもあります。
まとめ
この記事をまとめると・・・
☝研究室訪問は、入学後のギャップを減らすためのもの!
☝願書提出の1か月前までには訪問を実施するのが理想
☝社会人の場合、アポ取りメールには簡単な志望理由も記載しておくとよりスムーズ
知らない研究室に訪問するのは、心理的ハードルが高いかもしれませんが、意外と大学の先生たちは暖かく迎え入れてくれます。
気になる研究室があれば、ぜひ勇気を出してメールをしてみてください!