こんにちは。きりんごです。

このブログでは、大企業OLから、退職後迷走期間を経て、旧帝大の文系大学院修士に合格したきりんごが、
社会人からの文系大学院進学を目指す方に向けて情報発信しています。
この記事は、
- オンライン院試を控えている
- 来年度に向けて院試の情報収集をしたい
- オンラインでの院試って対面とどう違うの?
という方に向けたものです。
- オンライン院試の内容
- その対策方法
オンライン院試とは
コロナウィルス感染症拡大防止の観点から、いくつかの大学院が、院試の一部または全部をオンラインでの受験に切り替えています。
例えば、東京大学の人文社会系研究科は、二次試験(口述試験等)を一部オンラインで、同大学の総合文化研究科は、入試のほぼ全ての過程をオンラインで実施していました。(令和3年度)
このままの状況が続けば、次年度以降の院試もオンラインで実施される可能性は十分にあります。
そこで、私の実体験をもとに、オンラインでの院試の内容とその対策方法について解説していきたいと思います!
オンライン院試の内容
私が受験した大学院では、1次試験(専門と英語の筆記)が小論文に代替され、2次試験(英語・口頭諮問)はオンラインで実施されました。
ただ、いくつか他の大学院も調べた印象では、1次試験筆記(対面)→2次試験口述(オンライン)という流れが多かったように思います。
その場合、口述試験では、論文の口頭諮問+専門分野についての知識確認が課されたようです。
以下で、私が実際に受験した大学院のオンライン試験の内容について紹介していきます。
英語試験
英語の試験は、zoomの画面共有機能で表示された英文をその場で和訳する、というような内容でした。
難易度としては、その大学院の過去問と同程度かやや易しいくらいのものだったと思います。(私はあまりできませんでしたが・・・)
持ち込み不可のため、事前にしっかり勉強しておきましょう。
口頭諮問
提出した論文についての質疑応答と周辺知識の確認が主な内容でした。
口頭諮問については、他大学で受けた対面のものと比べても、オンラインだからといってあまりギャップは感じませんでした。
こちらは自分の書いた論文等は手元に持っていても大丈夫でした。
オンライン院試の対策方法
英語試験
英語対策としては、まずは通常通り過去問をしましょう!
リーディング、特に精読力を鍛えることが重要です。
また、筆記と異なり、口頭で和訳することになるので、推敲する時間はあまりありません。
慣れてきたら前から英文を読んで、違和感のない日本語に瞬時に訳していく練習もしていきましょう!
口頭諮問
提出した論文や研究計画書がある場合、内容を要約して話せるようにしておきましょう。
私は、念のため、英語でも説明できるよう準備していましたが、実際には聞かれませんでした。
基本的には通常の口頭諮問対策と同じような対策をとれば大丈夫そうです。
オンライン院試の注意点
接続環境
当日上手く接続できるか、不安もあると思います。
ですが、大抵の場合、事前に接続確認テストがあるので、安心してください。
なるべく通信環境の良い部屋で行うようにして、疑問点があれば、接続テスト時に確認しておくようにしましょう。
また、接続時の名前の指定や、バーチャル背景禁止、他者のいない空間で行うなど各試験ごとに指定があると思いますので、要項をよく読んでおくようにしましょう。
服装
服装について、特に指定はありませんでしたが、無難にスーツで受けました。
オンラインだったので、他の受験者の様子はわかりませんが、私の場合、対面より少し砕けた雰囲気に感じました。
ですので、カジュアルすぎなければ、スーツでなくても許容範囲だったかもしれません。
ただ、特にこだわりがなければ、あえてスーツ以外を選ばなくてもいいでしょう。
まとめ
さて、ここまでオンライン院試について、実体験をもとに解説しました。
内容についてまとめると、以下の通りです。
大学院によって様々だが、口頭諮問や専門に関する知識確認をオンラインで行うところが多い。
【英語】
過去問を中心に精読力を鍛えよう!
【口頭諮問】
提出した論文や研究計画書について、要約して話せるようにしておこう!
院試をオンラインで実施する大学院はいくつかあるものの、現状はコロナウィルス感染症感染防止対策のための暫定的な対応である側面が強そうです。
基本的には、通常通り過去問を中心に入試対策を行いましょう。
また、状況によって突然変わることもあるので、大学の公式HPのチェックは常に怠らないようにしましょう!
以上、きりんごでした。