院試対策いつから始める?文系が最短で受かるスケジュール2パターン

大学院進学

こんにちは。きりんごです。

このブログでは、大企業OLから、退職後迷走期間を経て、旧帝大の文系大学院修士に合格したきりんごが、社会人からの文系大学院進学を目指す方に向けて情報発信しています。

院試って、内部生ならともかく、外部生や社会人だと情報が全然入ってこなくて不安ですよね。

この記事は、

  • 大学院への進学を考えている人
  • 院試勉強、いつから始めるべきか悩んでいる人
  • そもそも何をすればいいかわからない人

という方に向けたものです。

今回の記事でわかること

今回の記事でわかること
  • 院試対策を始める時期 2パターン
  • その理由

院試に必要な対策とは

そもそも院試に向けて、どんなことをすればいいのでしょうか。

具体的には下記のことをやっていく必要があります。

院試までにやるべきこと
  • 大学院でしたい研究を固める
  • やりたい研究ができる研究室を探す
  • 入試説明会への参加
  • 研究室訪問
  • 論文作成
  • 研究計画作成
  • 英語試験、TOEIC、TOEFL対策
  • 専門試験対策

意外とやることが多く、大変に思うかもしれません。

もちろん、早ければ早いほど良い!というのが結論ですが、忙しくてなかなか手が回らない、ダラダラしている間に周りが勉強を始めて間に合うか気になる・・・という方もいらっしゃると思います。

社会人の方は、今年度間に合うのか、来年チャレンジしたほうがいいいのか、迷う方もいらっしゃるかもしれません。

大学院でしたい研究を固める~研究室訪問までは、出願までに必要な事前準備として、改めて別ページで解説する予定です。

今回は、実際入学試験に必要となる論文作成~専門試験対策に最低限必要な期間について紹介したいと思います。

院試対策を始める時期 2パターン

あなたが行きたい大学院は、学部時代と同じ研究分野の研究室でしょうか?それとも、新しい分野の研究室でしょうか?

結論から言うと、学部時代と同じ分野への進学を考えている方は、3か月前

学部時代と異なる分野への進学を考えている方は、1年前から対策を始めることをおすすめします!

同じ研究分野か、そうでないかでなぜこんなに期間が違うのか。

以下でその理由をお話します。

対策を始める時期が違う理由

文系、特に人文系の大学院入試の一番の壁は、進みたい研究分野の論文を提出する必要がある、ということです。

理系や、文系でも心理学系・経済学系・法学系の大学院は、夏に入試が実施されることが多いです。

一方、人文学系の大学院入試は、一部の推薦試験を除いて、いわゆる「冬入試」と呼ばれる、1~3月頃に試験を実施する大学がほとんどです。

なぜなら、人文系のほとんどの研究室は、入試科目として論文審査を設けているからです。

通常、学部生であれば、卒業論文を12~1月頃に提出するので、論文が完成する冬頃に試験を行うということです。

つまり、それほど論文を重視している大学が多いということでもあります。

学部時代と同じ研究分野へ進みたい人

上記をふまえると、学部時代と同じ研究分野で進みたい人の最大の強みは、卒業論文がそのまま試験時に提出する論文に出来ることです。

既卒者あるいは4年生で現在書いているという方ならば、1番大変な論文は既にできている、あるいは提出予定の方が多いでしょう。

筆記試験の難易度は受験先により様々ですが、外部生の場合、試験問題に慣れる時間も必要なので3か月あると安心だと思います。

内部生なら、私の周りでは直前に追い込んで1か月で合格できたという方もいました。

実際に合格体験記などで直前に対策しただけでも受かった!といって煽ってくるのは、内部生の方が多い印象です。(笑)

自分の状況と受験先の難易度を勘案して冷静に見極めましょう。

また、英語試験がTOEIC、TOEFLで代替できる場合、スコアの提出を出願に間に合わせる必要があるので、もう少し早い時期から対策が必要な場合もあります。注意してくださいね!

学部時代と異なる研究分野へ進みたい人

学部時代と異なる研究分野へ進みたい人は、進みたい分野の研究論文を用意する必要があります。

学位論文レベルの論文を1本書くのにどれくらい時間が必要でしょうか?

残念ながら一朝一夕で仕上げた論文では、院試突破は難しいでしょう。

目安として、1年は必要だと思います。

ですので、学部時代と異なる研究室を目指す場合、対策としては、1年前から取り掛かるのがベストだと思います。

論文は新しく書き直さなくてはいけない?

論文1本仕上げるのはとんでもなく労力と時間が必要な作業です。社会人なら尚更時間がないでしょう。(もちろん、書けるのであればそれが理想ですが・・・)

ただし、学部時代と異なる研究分野に進みたいからといって、必ずしも新しい論文を書かなくてもいい場合もあります。

具体的には以下のような場合です。

  • 学部時代の研究分野が進みたい研究分野の周辺分野にあたる場合
  • 学科は異なるが、論文指導可能な教員がいる場合

例えば、国際関係の学科だけど、実際には国際政治をやってる教授もいれば、ある国の文化を研究している教授もいる、というように、学科や研究室名では判断できない場合もあります。

実際に私も歴史学を専攻し、論文も歴史学をテーマに書きましたが、国際関係の学科の修士にも合格できました。

ですので、学部時代に書いた論文が、進みたい研究分野の提出論文として使えないか一度検討してみましょう。

実際には、院試説明会や研究室訪問の際に、直接指導教員の方に聞いてみるのが良いと思います。

まとめ:今からでも間に合う!文系院試に向けて対策をはじめよう!

今回は、文系の院試に向けた対策のはじめ時、必要な期間について解説しました。

まとめると・・・

学部時代と同じ研究分野に進みたい人
  • 内部生…極論、1か月前からでも受かる人もいる!
  • 外部生…3か月あると安心
学部時代と異なる研究分野に進みたい人
  • 1年くらい前から動き出すのがおすすめ!

ただし、これらはあくまで院試をパスする技術的な話です。

実際には入学してから何をするかが大事だと思うので、計画的に行動しましょう!

以上、きりんごでした。

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